新人がやりがちな失敗とその対策【現場で怒られないコツ】

7 min

「防水業界に入ったばかりだけど、毎日怒られてばかり…」「自分ではやっているつもりなのに、なぜか現場で注意される」「新人がやりがちなミスって何?」

――そんな不安や疑問を抱えて検索していませんか。

防水業界では、技術以前に“現場での動き方”や“基本的な意識”を知らないことで怒られてしまうケースが少なくありません。

結論から言うと、新人がよくする失敗には共通点があり、ポイントさえ押さえれば未然に防ぐことができます。

この記事では、防水業界の現場で新人がやりがちな具体的な失敗例とその原因、すぐに実践できる対策、さらに職人さんから信頼される行動のコツまでを分かりやすく解説します。

怒られる毎日から抜け出し、自信を持って現場に立てるようになりたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

防水業界で新人が怒られやすい理由とは

防水業界の現場で怒られると、「自分は向いていないのかも」と落ち込みがちです。

ただ、怒られる理由は人格ではなく、現場の“当たり前”を知らないことにあります。

まずは、なぜ新人が注意されやすいのかを整理しておくと、次に何を直せばいいかが見えてきます。

防水業界は「段取り」と「気配り」が重視される仕事

防水工事は、材料を塗って終わりではありません。

下地の状態、天候、気温、乾燥時間、搬入経路、他業種との兼ね合いまで、先に決めて動くことが求められます。

だからこそ現場では、作業スピードよりも「次に何が起きるか」を考えた段取りが評価されます。

さらに、防水は仕上がりが建物の寿命に直結します。

ひとつの油断が漏水やクレームにつながりやすい分、周囲への気配りや確認が厳しくなるのは自然なことです。

新人が怒られやすいのは、段取りの重要性を知らずに“目の前の作業だけ”を見てしまうからです。

技術より先に見られている新人の基本姿勢

防水業界に限らず現場仕事では、最初から技術が完璧な新人はいません。

だから先輩が最初に見ているのは、上手い下手よりも「学ぶ姿勢」と「信用できる動き」です。

返事が小さい、同じ注意を何度も繰り返す、分からないまま放置する。

こうした態度は、技術が伸びる前に信頼が落ちやすいポイントです。

逆に、素直に受け止めて行動を変えられる新人は、多少不器用でも育ててもらえます。

職人の世界ならではの現場ルール

防水業界の現場には、教科書に載らない暗黙のルールがあります。

たとえば「道具は借りたら元に戻す」「通路を塞がない」「材料の置き場は勝手に変えない」などです。

これらは安全や効率に直結するため、守れないと強く注意されます。

新人にありがちなのは、ルールが分からないまま自己判断で動いてしまうことです。

現場では“知らなかった”が通用しにくい場面があるので、まずは現場の流れを観察して、分からないことを早めに聞くのが近道です。

新人が防水業界の現場でやりがちな失敗例

ここでは、防水業界で新人がつまずきやすい失敗を具体的に紹介します。

自分に当てはまるものがあれば、今日から直せます。大事なのは反省よりも、次の行動を変えることです。

指示を待つだけで動かない

現場でよくあるのが、「言われたことはやるけど、それ以外は止まってしまう」状態です。

新人本人は真面目に待っているつもりでも、周りから見ると手が空いているように見えます。

防水工事は流れ作業が多く、誰かが止まると全体が詰まります。

だから、指示待ちが続くと「気が利かない」「段取りを分かっていない」と受け取られやすいのです。

「何をすればいいか分かりません」がNGな理由

「何をすればいいか分かりません」は、言い方次第で印象が大きく変わります。

丸投げのように聞こえると、先輩は“考えていない”と感じます。

逆に、「次は材料の準備で合ってますか」「今のうちに清掃しておきますか」と候補を出して聞けると、考えて動いていることが伝わります。

防水業界の現場では、この差が怒られる頻度に直結します。

道具や材料の扱いが雑

防水材料や道具は、扱いが雑だとすぐに品質に影響が出ます。

刷毛やローラーの管理、攪拌機の片付け、容器のフタの閉め方ひとつで、材料が固まったり性能が落ちたりします。

さらに、材料は決して安くありません。

無駄が出ると利益にも直結するため、先輩が厳しくなるポイントです。

防水材料を無駄にしてしまう行動

ありがちな失敗は、容器の開けっぱなし、必要以上に出す、床にこぼして放置するなどです。

新人は焦って作業すると、量の感覚がつかめずに余らせがちです。

対策としては、最初は必ず「どのくらい出せばいいか」を確認し、使い切る想定で少量ずつ出すことです。

材料の管理が丁寧になるだけで、防水業界の現場では信頼が上がります。

報連相(報告・連絡・相談)ができていない

防水工事では、下地の状態や乾燥具合など、現場で起きる変化を共有しないとトラブルになります。

新人が黙って進めると、先輩は状況を把握できず、手戻りが発生します。

結果的に「なんで言わないんだ」と怒られる流れになりやすいのです。

報連相は難しい技術ではなく、タイミングの習慣です。

迷ったら、早めに一言伝える。それだけで事故やミスが減ります。

現場の安全意識が低い行動

防水業界の現場は、屋上や足場、高所、段差、滑りやすい下地など、危険が多い環境です。

安全に対する意識が低いと、本人だけでなく周囲も巻き込みます。

そのため、安全面の指摘は強い言い方になりがちです。

ヘルメット・安全帯・足元確認の軽視

「少しだけだから」とヘルメットをかぶらない、安全帯を付けない、足元を見ずに歩く。こうした行動は事故の入口です。

防水材が塗られている場所は特に滑りやすく、転倒すれば大けがにつながります。

新人のうちは、作業の速さよりも安全ルールを守ることが最優先です。

安全を軽視しない新人は、それだけで現場の信用を得られます。

失敗を防ぐために新人が意識すべき基本行動

怒られないコツは、才能ではありません。防水業界の現場で評価される“基本行動”を身につけることです。

ここからは、明日から実践できる行動に落とし込みます。

「次に何が必要か」を考えて先回りする

先回りといっても、勝手に進めることではありません。ポイントは「準備」と「確認」です。

次の作業に必要な道具を揃える、材料の置き場を整える、通路を片付ける。

こうした準備は、作業を止めずに進めるための重要な仕事です。

先回りが苦手な新人は、まず“現場の流れを覚える”ことから始めましょう。

朝の準備、下地処理、養生、攪拌、塗布、清掃、片付け。

流れが見えてくると、次に必要なものが予測できます。

分からない時の正しい聞き方

防水業界の現場では、質問の仕方で印象が変わります。

「どうすればいいですか」と丸投げするのではなく、「AとBならどちらが正しいですか」と選択肢を示して聞くと、先輩は答えやすくなります。

もう一つ大事なのは、聞くタイミングです。

忙しそうな時に長い質問をすると、嫌がられやすいのも現実です。

短く要点を伝え、必要なら「今、聞いても大丈夫ですか」と一言添えるだけで、空気が変わります。

特に現場の段取りや打ち合わせ、朝礼が入る朝一番が忙しい時短帯のピークです。

メモを取る習慣が評価を変える理由

同じ注意を繰り返す新人は、それだけで「聞いていない」「改善する気がない」と見られがちです。

メモは、記憶力の補助であると同時に、学ぶ姿勢の証拠になります。

メモを取る時は、専門用語だけでなく「何がダメで、次どうするか」をセットで書くのが効果的です。

防水業界は材料や工程が多く、最初は混乱して当然です。だからこそ、メモがある新人は伸びが早いです。

現場をよく見る人が早く成長する理由

成長が早い新人は、よく“見ています”。先輩の手元、材料の量、道具の置き方、動線、片付けの順番。

観察ができると、質問の質も上がり、失敗も減ります。

見るべきポイントは、作業のやり方だけではありません。先輩が何に怒るのか、何を大事にしているのか。

そこを掴めると、防水業界の現場での立ち回りが一気に楽になります。

防水業界の先輩に好かれる新人の特徴

怒られないだけでなく、仕事がやりやすくなるのは「可愛がられる新人」になった時です。

媚びる必要はありません。信頼される行動を積み重ねるだけです。

素直さが最強の武器になる理由

素直さは、単に「すみません」と言うことではありません。

指摘されたことを、次の行動で直すことです。

防水業界の現場では、口だけの反省より、改善が見える新人が評価されます。

うまく言い訳してその場をやり過ごすと、同じミスが必ず起きます。

すると「またか」となり、注意が強くなります。

素直に受け止めて、次に変える。それが一番の近道です。

返事・挨拶・リアクションの重要性

現場では声が通りにくく、騒音もあります。返事が小さいと「聞こえていない」と判断され、余計に厳しく言われることがあります。

挨拶も同じで、空気を良くするための最低限のコミュニケーションです。

リアクションが薄い新人は、何を理解しているのか分からず、先輩が不安になります。

返事とリアクションは、技術とは別の“安全確認”だと思ってください。

ミスした後の対応で差がつくポイント

ミスは誰でもします。違いが出るのは、その後です。

隠す、黙る、勝手に直そうとする。この三つは、現場で一番嫌われます。

なぜなら被害が大きくなるからです。

ミスしたら、まず事実を伝える。

次に、どうすればいいか確認する。

最後に、同じミスを防ぐために何を変えるかを言葉にする。

この流れができる新人は、防水業界の現場で信頼されます。

作業別に見る新人の注意ポイント

防水工事は工程ごとに注意点が違います。

ここでは「怒られやすいポイント」を作業別に整理します。

新人が最初に押さえるべき基本として覚えておくと、失敗を減らせます。

下地処理で怒られやすいミス

下地処理は地味ですが、防水の性能を決める最重要工程です。

新人は見た目がきれいならOKと思いがちですが、現場では“防水が効く状態かどうか”が基準になります。

清掃、ケレン、含水、既存の状態確認など、やることが多い分、抜けが起きやすい工程です。

清掃不足・乾燥不足のリスク

ゴミや粉が残っていると、密着不良や膨れの原因になります。

乾燥が足りない状態で進めると、あとから剥がれやふくれが起きることがあります。

防水業界では、こうした不具合は“やり直し”になりやすいので、下地処理の甘さは強く注意されます。

新人のうちは、仕上げ作業よりも清掃と乾燥確認を丁寧にやるほうが評価されます。

材料撹拌・塗布作業での失敗

材料の攪拌と塗布は、手順を守らないと性能が出ません。

新人が焦ると、混ぜ方が雑になったり、適当に塗ってしまったりします。

防水業界では、見た目だけでなく規定の膜厚や均一性が重要です。

分量ミス・塗りムラの原因

分量ミスは、計量を曖昧にすることで起きます。

塗りムラは、塗る順番がバラバラだったり、手元ばかり見て全体を見ていなかったりする時に起きます。

対策は単純で、最初は必ず先輩の指示通りに量を測り、塗る範囲と順番を確認してから動くことです。

自己判断を減らすほど、失敗は減ります。

養生作業を軽く見てはいけない理由

養生は「汚れないための作業」と思われがちですが、実際は品質と段取りに直結します。

養生が甘いと、他業種の仕上げを汚したり、材料が付着したりして、現場全体のトラブルになります。

防水業界の現場では、養生ができる新人は重宝されます。

丁寧さがそのまま信頼になるからです。

「怒られにくい新人」になるための1日の動き方

防水業界の現場で怒られにくい人は、特別な才能があるわけではありません。

1日の動き方が安定しているだけです。

ここでは、朝から終業までの流れの中で、評価が変わるポイントをまとめます。

朝の準備で差がつくポイント

朝は現場が動き出す前の勝負どころです。

道具の準備、材料の確認、搬入経路の確保、作業場所の整理。

ここで段取りができていると、その日一日の流れがスムーズになります。

新人はまず、遅刻しないことは当然として、到着後に何を準備すべきかを固定化すると良いです。

毎朝のルーティンができると、焦りが減り、ミスも減ります。

作業中に意識するべき立ち回り

作業中は、邪魔をしないことと、必要な時にすぐ動ける位置取りが大事です。

近すぎると邪魔になり、遠すぎると呼ばれても遅れます。先輩が何をしているかを見て、次に渡す道具や材料を準備する。

これができると「気が利く」と言われるようになります。

また、防水業界の現場では、歩く場所にも注意が必要です。

塗りたての場所を踏む、養生を破る、材料をこぼす。

こうした事故は一瞬で起きます。周囲を見て動く習慣が、怒られにくさにつながります。

片付け・終業前の行動が評価を左右する

終業前は疲れて気が抜けやすい時間です。

ここで片付けが雑になると、翌日の段取りが崩れますし、道具の破損や材料の劣化にもつながります。

防水業界では、片付けが丁寧な新人は「次も任せられる」と思われやすいです。

片付けは“作業の一部”です。

最後まで気を抜かないことが、現場で怒られないコツとして効いてきます。

防水業界で長く活躍できる新人になるために

最後に、怒られないことをゴールにするのではなく、長く活躍するための考え方をまとめます。

防水業界は、経験がそのまま価値になる仕事です。最初の1年をどう過ごすかで、その後が大きく変わります。

最初の1年で身につけたい考え方

最初の1年は、完璧を目指すより、基本を積み上げる時期です。

安全、段取り、報連相、清掃、養生。

こうした土台ができると、技術はあとから伸びます。逆に土台がないまま技術だけ覚えると、現場で通用しにくくなります。

技術より先に信頼を積み重ねる重要性

防水業界の現場では、信頼される人に仕事が集まります。

信頼は、時間を守る、約束を守る、ミスを隠さない、丁寧に片付ける。そういう小さな積み重ねで作られます。

技術は練習で伸びますが、信頼は一度崩れると戻すのが大変です。

だから新人のうちは、まず信頼を守る行動を優先してください。

怒られる時期を成長に変えるコツ

怒られるのは、期待されているからでもあります。

もちろん理不尽な叱り方もありますが、そこに振り回されすぎないことが大事です。

自分が変えられるのは、行動だけです。

今日怒られたことをメモし、明日ひとつだけ改善する。これを続けると、怒られる回数は確実に減ります。

防水業界で成長する新人は、派手な才能よりも、この地味な改善を続けられる人です。

あなたも、今日から一歩ずつ積み上げていきましょう。

かわもりさん

かわもりさん

はじめまして、かわもりと申します。
私はこれまで、防水工事業界に関わり、現在は防水工事用材料を扱うメーカーで営業として働いています。
現場で働く職人の方、施工管理の方、工事会社の経営者の方と日々接する中で、建築業界の現実を間近で見てきました。
防水工事・建築業界は、社会にとって欠かせない仕事であり、誇りを持てる仕事です。
一方で、体力面の負担、休みの取りにくさ、年齢を重ねた先のキャリアに不安を感じる人が多いのも事実です。
私自身も、「この働き方を何年続けられるのか」「将来どうなるのか」と悩んだ経験があります。
だからこそ、このブログでは、建築業界を一方的に否定するのではなく、経験者の視点で“現実的な選択肢”を整理することを大切にしています。
このブログの主なテーマは、
建築・防水業界で働いた経験を活かした異業種への転職、そして後悔しないキャリアの考え方です。
転職は簡単な決断ではありません。
ですが、正しい情報を知った上で選ぶかどうかで、その後の人生は大きく変わります。
このブログが、同じように悩んでいる方の判断材料のひとつになれば嬉しいです。

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